遊びから学ぶ
小学生の塾生に紙で作る吹き矢を教えてやった。玉ももちろん紙。
シンプルだけど面白い。ちゃんと作らないと上手く飛ばない。
こんなことから、物理のいろんな法則を体感していく。
人から与えられたオモチャより、自分で作ったものの方が数倍楽しめる。
昔はいろんな遊びを工夫してやっていた気がする。
メンコにしろベーゴマにしろ、自分なりの工夫がそこにあった。負けたくないからいろいろ考えた。
教育に関しても腹が立つのは、要領よく学ぶことばかり提供して、工夫させることをしないということだ。
こんな問題が試験に出るとか、ここだけやっておけば間違いないみたいな安直なダイエットみたいな塾だらけ。
サカナがうじゃうじゃいるところに連れて行かれ、生餌つければほぼ釣れる。しかしそれが楽しいか。
自分らしさの入り込む余地のない遊びや生き方は、まことにもってつまらない。
たがら、いつも同じアトラクションしかないTDLなんかに列作って並ぶなんてアホくさくて到底できない。
いつもと違う海でいつも違う波に揺れながら、想像力を働かせてやる釣りがいかに楽しいことか。
子供の教育に必要なことは、想像力を鍛えることと考えることを諦めさせないこと。
ロマンチスト養成所みたいな塾をやり続けていきたいものである。
関連記事