2013年03月12日
山中温泉散歩
昨夜、かみさんと娘二人が上京したため、今朝は一人でブログ書いている。
朝から塾のゴミ出しをして、なか卯で280円の朝定食。わびしい独身の男の朝の気分を味わっている。
昨日は天気が良かったので、バイクに古いEoskiss積んで山中温泉へ。
単焦点の50mm付けて街並みを撮りに行った。
最近写真撮るのが楽しくて仕方ない。自分の故郷のどこを切り取ろうか、あれこれ考えながら街中をハーレーで走る。
自分の記憶の最初の方にあるのが、保育園の風景。
昔、砂上保育園のあったところは、あやとり橋の駐車場になっている。その辺りから散歩開始。
山中は小路の多い街だ。
あちこちに昭和そのままの小路と家並みがある。
町名もなかなか味があり、この写真の辺りは「河鹿町」という。
きっとカジカ(ゴリ)がよく捕れたんだろう。そう言えばここから鶴仙渓の道明橋に降りて、よく釣りをしたもんだ。
今の釣り好きのルーツもこの辺りにある。
それをたどるために川へ下りることにした。
苔むした石段を下り、道明橋から川を眺めた。
今日は天気もいいせいか、観光客も多い。
昔は今の10倍ほど人もいて、下の妹なんぞ、橋のたもとで釣り具を貸すバイトやってたぐらいだ。
上流にダムができたせいで、川の水は濁り、清流とは呼べないが、それでも川原に吹く風は心地よい。
大聖寺川にはあちこから谷川も注いでいる。
そのうちの一つを昔遡ったことがある。
かなり上まで行ったら、カエルの卵がうじゃうじゃあって、それを落ちていたプラスチックのオモチャの魔法瓶につめて持ち帰ろうとしたことがあった。
日が暮れかかった帰り際、怖くなり急いだところ、足を滑らせて谷川で転んでしまった。
もちろんカエルの卵は放りだされ、びしょ塗れになりながら半ベソかいて帰宅したことを思い出した。
川から街に戻り、そぞろ歩く。
50年近く変わっていない場所もあり、あるいはかなり今風になってしまった場所もあった。
コンビニが似合う街ではない。
こういうスーパーが一番しっくりくる街だ。
この家には大きな犬がいて、昔噛まれたなあ、とか、ここのうちの娘さん、かわいかったなあ、とか、いろんなことを思い出しながら、街を歩いた。
この街を離れて暮らし、殆ど戻らない友も多い。
大学まで出て戻ってくるやつは少ないようだ。
そう言えば、白川郷の民宿に泊まったとき、そこのおかみさんが「うちの息子、あんまり勉強できないけど、それでいいんです。できると外へ出て帰らなくなりますから。」と少し微笑みながら言っていたことを思い出した。
学問が災いをなすこともあるのだな、初めて考えさせられた瞬間であった。
山中には観光名所もいくつかあるのだが、そんな場所撮っても仕方がない。
俺は俺の心に残しておきたい風景だけをファインダーで切り取り、満足気にバイクで立ち去ったのである。
朝から塾のゴミ出しをして、なか卯で280円の朝定食。わびしい独身の男の朝の気分を味わっている。
昨日は天気が良かったので、バイクに古いEoskiss積んで山中温泉へ。
単焦点の50mm付けて街並みを撮りに行った。
最近写真撮るのが楽しくて仕方ない。自分の故郷のどこを切り取ろうか、あれこれ考えながら街中をハーレーで走る。
自分の記憶の最初の方にあるのが、保育園の風景。
昔、砂上保育園のあったところは、あやとり橋の駐車場になっている。その辺りから散歩開始。
山中は小路の多い街だ。
あちこちに昭和そのままの小路と家並みがある。
町名もなかなか味があり、この写真の辺りは「河鹿町」という。
きっとカジカ(ゴリ)がよく捕れたんだろう。そう言えばここから鶴仙渓の道明橋に降りて、よく釣りをしたもんだ。
今の釣り好きのルーツもこの辺りにある。
それをたどるために川へ下りることにした。
苔むした石段を下り、道明橋から川を眺めた。
今日は天気もいいせいか、観光客も多い。
昔は今の10倍ほど人もいて、下の妹なんぞ、橋のたもとで釣り具を貸すバイトやってたぐらいだ。
上流にダムができたせいで、川の水は濁り、清流とは呼べないが、それでも川原に吹く風は心地よい。
大聖寺川にはあちこから谷川も注いでいる。
そのうちの一つを昔遡ったことがある。
かなり上まで行ったら、カエルの卵がうじゃうじゃあって、それを落ちていたプラスチックのオモチャの魔法瓶につめて持ち帰ろうとしたことがあった。
日が暮れかかった帰り際、怖くなり急いだところ、足を滑らせて谷川で転んでしまった。
もちろんカエルの卵は放りだされ、びしょ塗れになりながら半ベソかいて帰宅したことを思い出した。
川から街に戻り、そぞろ歩く。
50年近く変わっていない場所もあり、あるいはかなり今風になってしまった場所もあった。
コンビニが似合う街ではない。
こういうスーパーが一番しっくりくる街だ。
この家には大きな犬がいて、昔噛まれたなあ、とか、ここのうちの娘さん、かわいかったなあ、とか、いろんなことを思い出しながら、街を歩いた。
この街を離れて暮らし、殆ど戻らない友も多い。
大学まで出て戻ってくるやつは少ないようだ。
そう言えば、白川郷の民宿に泊まったとき、そこのおかみさんが「うちの息子、あんまり勉強できないけど、それでいいんです。できると外へ出て帰らなくなりますから。」と少し微笑みながら言っていたことを思い出した。
学問が災いをなすこともあるのだな、初めて考えさせられた瞬間であった。
山中には観光名所もいくつかあるのだが、そんな場所撮っても仕方がない。
俺は俺の心に残しておきたい風景だけをファインダーで切り取り、満足気にバイクで立ち去ったのである。
Posted by kubogon at 08:18│Comments(2)
│旅行
この記事へのコメント
山中温泉 さわやでネットで検索をかけていたら、こちらを見つけ、お教えいただきたくご連絡しました。私の本籍地は今でも江沼郡山中温泉湯の本町です。私自身は50数年前、毎年夏に数日過ごしただけですが、祖父、祖母、父は山中生まれです。毎夏過ごした、家の裏にさわやさんという旅館があったのを覚えていて、数年前、叔父の葬式で二ツ家にいったついでに、山中に車でよりましたが、目印と思っていた、さわやさんがなく、また町並みを変わっていてはっきりわかりませんでした。今、跡地は何が目印なのかお教えいただけませんでしょうか。Googlemapで見て、北陸銀行のあたりでしょうか?それとお近くに時計屋さんはございませんでしたでしょうか?祖父の50周忌父17周忌が来年に迫り、いろいろ調べているところです。もし、おじゃまでしたら、削除していただいて構いません。長々と失礼しました。
Posted by 新本moon at 2014年07月19日 07:32
さわやは私の実家の旅館です。もともとのご実家は履き物やさんですか?さわやは湯の出町なので、湯の本町とは少し離れていると思います。時計屋さんは湯の本町にありました。村田さんだったかな。もう潰れてありません。さわやも売却してなくなりました。
栄町の燈明寺というお寺の前辺りがさわやのあった場所です。
メールいただければ、ご案内いたします。
schoolsips@ybb.ne.jp
栄町の燈明寺というお寺の前辺りがさわやのあった場所です。
メールいただければ、ご案内いたします。
schoolsips@ybb.ne.jp
Posted by くぼごん at 2014年07月20日 10:10