塾長の釣りバカ日誌

シンプルな釣りが好きだ。

仕掛けのごちゃごちゃした釣り方は性に合わない。だからサビキも好きではない。

アミカゴつけて釣るなんぞは、できれば避けたい釣りのひとつだ。

初めてやった釣りが、近くの渓流でのカジカ釣り。石川ではゴリと呼ぶ。

当時よく空き地に落ちていた番傘の骨に安いハリスを付け、カミツブシに針というシンプルな仕掛け。

餌も空き地の木の根元にわんさかいたミミズ。これで一日は遊べた。

滝つぼの近くの岩の下に大抵数匹隠れており、上からミミズを落とすとひょこっと出てきてくわえるのが見える。

岩の下にいれば確実に出てくるし、見ながら釣れるので飽きることもなかった。

釣った魚は河原で塩焼きにして食べた。オヤツみたいなもんだ。頭からバリバリ食べて、いい栄養になった。

それが原点のせいか、やはりシンプルな釣りが好きだ。

浮き釣りも楽しい。浮きを通しての魚との会話が楽しめる。

夜釣りで、真っ赤な電気ウキが水面に引き込まれていく光景などあまりにもセクシーで美しい。

カヤックで釣りをするときはそんなこんなで基本的に簡単仕掛け。

一番多いのが、ジグヘッドにワーム。これは楽。これだけでメバル、クロダイ、カサゴ、アジ、マダイ、アイナメなどいろいろ釣れる。

次がメタルジグ。底まで落とせば根魚釣れるし、ボイルしている水面に投げれば、サワラやフクラギが釣れる。

最近はまっていたのが、ひとつテンヤの釣り。これは大きなジグヘッドみたいなもの。

ただエサ用のエビの費用が少しかさむ。それでもマダイやホウボウ、カサゴの大物が釣れる。

短気だし、あんまり釣れない釣りは苦手なので、シーバス狙いとかあんまりない。今年はチャレンジするけど。


そう言えば先日、「情熱大陸」でオーストラリアから日本までシーカヤックで渡ろうとしている八幡暁さんという冒険家を取り上げていた。１mの波でビビっていた自分が情けなくなった。

すごいかっこいい男らしい人だ。さりげなさの中に強さがある。奥さんの表情もステキだった。

あんまり感動したのでFacebookで探して、お友達になっていただいた。今度石垣島まで会いに行きたいものだ。

たまにはカヤックの画像でも載せておくかな。懐かしのモーケン。